プロジェクト参画メンバーのSuita SSTへの想い
(第13回:西日本電信電話株式会社)

①Suita SST における役割

西日本電信電話株式会社はスマートな地域社会実現に向けて、スマート10X ※、ICTを活用した地域社会の諸課題解決に取り組んでおります。Suita SSTにおいては、各パートナー会社からご提供される住民目線にたった様々なサービス実現に向けて、ICTが動く共通インフラとなる光回線を敷設いたします。
更に数年後、数十年後とSuita SSTの持続的な街の発展に必要なサービスをご提供していきます。また、「ビルメンテナンスノウハウ」を活用した清掃ロボットサービスをはじめとした、快適なまちづくりに貢献してまいります。

※アフターコロナでのリモート社会の進展、社会活動・価値観の変化を見据え、B2B2X型の課題解決により地域社会のスマート化に貢献する事業ビジョン

 

②Suita SST における具体的な取組み

日本の少子化・高齢化による人材、労働者不足等により、建物の維持・メンテナンスコストも大きくなってきているという背景があります。このような社会課題に対して、日々のメンテナンスにおいても人手を介した清掃から、ICT、ロボティクス等のツールを活用した効率的な清掃への取り組みが試みられています。そこで、Suita SSTをフィールドにパナソニックが持つお掃除ロボット技術と西日本電信電話及びNTT西日本グループ会社が持つICTデバイス制御技術やビルメンテナンス事業を通じて蓄積された運用ノウハウ等の強みを活かして開発した「お掃除ロボットによる清掃自動化」実証に取り組みます。清掃業務のコスト・稼働の削減にとどまらず、清掃品質の均一化、自動化の利点を活かした清掃時間帯の自由度拡大を実現し、住民の皆様が衛生かつ快適に暮らせるサスティナブル・スマートタウンの実現に貢献いたします。

 

③Suita SST をどういった街にしていきたいか

Suitable Town for Fine Tomorrowsのコンセプトに寄り添い、そこに暮らす様々な世代の住民の皆様が健康かつ安心に暮らすために整備される様々な住民目線のサービスを実現できるよう、ヒト・モノ・情報をICTでつなげる役割を担っていきます。また、Suita SSTのタウンマネジメント機能等と吹田市及び大阪府市の周辺自治体が提供する住民サービス等との連携に挑み、より快適に、より便利に、より安心な暮らしを実現するスマートシティへの発展に繋がればと考えております。

 

Suita サスティナブル・スマートタウン協議会 理事
NTT ビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 バリューインテグレーション部門 ソーシャルイノベーション担当
担当部長  高山 善和

※敬称略、所属役職等は寄稿当時

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